条件付き確率
事象Aが起こったときの事象Bが起こる条件付き確率を\(P_A(B)\)と書きます。 条件付き確率は, 事象Aと事象Bが共に起こる確率を, 事象Aが起こる確率で割ることによって求めることができます。 \(P_A(B)=\displaystyle\frac{\color{#0693e3}{n(A∩B)}}{\color{#f78da7}{n(A)}}= \displaystyle\frac{P(A∩B)}{P(A)} \) |
\(B\) | \(\bar{B}\) | 計 | |
\(A\) | \(n(A∩B)\) | \(n(A∩\bar{B})\) | \(n(A)\) |
\(\bar{A}\) | \(n(\bar{A}∩B)\) | \(n(\bar{A}∩\bar{B})\) | \(n(\bar{A})\) |
計 | \(n(B)\) | \(n(\bar{B})\) | \(n(U)\) |
条件付き確率は記号を使うと難しく感じますが, 表を使って求めると意外と簡単です。文章中の~する「とき」という言葉を目印に, その前の文の確率(場合の数)をその後の文の確率(場合の数)で割ることによって求めることができます。
例 男子が60人, 女子が40人の生徒100人に犬を飼っているか聞いたところ, 飼っていると答えた生徒は56人で, そのうち女子は36人であった。また, 無回答はなかった。この100人の中から1人選ぶとする。 ① 選ばれた人が犬を飼っているとき, その生徒が男子である確率を求めなさい。 ② 選ばれた人が女子のとき, その生徒が犬を飼っていない確率を求めなさい。 |
飼っている | 飼っていない | 計 | |
男子 | 20 | 40 | 60 |
女子 | 36 | 4 | 40 |
計 | 56 | 44 | 100 |
① 選ばれた人が犬を飼っているとき, その生徒が男子である確率を求めなさい。
文章のうち, 「とき」の前の言葉に注目します。犬を飼っているを前提にするので, 犬を飼っていない人は除外します。
飼っている | |||
男子 | 20 | ||
女子 | 36 | ||
計 | 56 |
飼っている人数は56人です。そのうち, 男子である人数は20人なので,
\(\displaystyle\frac{\color{#0693e3}{20}}{\color{#f78da7}{56}}=\displaystyle\frac{5}{14}\)
② 選ばれた人が女子のとき, その生徒が犬を飼っていない確率を求めなさい。
飼っている | 飼っていない | ||
女子 | 36 | 4 | 40 |
女子の人数は40人です。そのうち犬を飼っていない人は4人なので,
\(\displaystyle\frac{\color{#0693e3}{4}}{\color{#f78da7}{40}}=\displaystyle\frac{1}{10}\)